ここ最近、巷で流行りだしている「皮ごと食べるバナナ」を皆さんは知っていますか?
日本で一番消費されているフルーツ「バナナ」
普通、バナナと言えばフィリピン産やエクアドル産など、南国の外国産が主流なはずです。
というのも通常のバナナは熱帯産の植物で、高温多湿が適した栽培条件となるので日本はあまり適していなかったのです。
それが科学の発展や人の知恵によって、今は様々な改良や工夫がされており、国産のバナナも出てきているようです。
昨年(2018年)に、広まりだした「皮ごと食べられる日本国産バナナ」があります。
その名も「もんげーバナナ」!
「もんげー」とは、産地の岡山方言で「すごい」と言う意味だそうです。
何がすごいのかと言うと・・・、すべてがすごいと思います。
皮ごと食べられるバナナのすごいところ
まず、栽培方法は「凍結解凍覚醒法」と言われており、難しそうな名前の通り、方法も難しそうです。
研究に研究を重ね、ある特殊な方法でバナナの木の細胞を一度凍結させてから解凍をするそうです。
そうする事により、疑似的に極寒の環境を作った中で栽培をする事によって生命力がついて国内での栽培が可能になっているのでしょう。
すごいところはこれだけではないのです。
外国産のバナナはとにかく値段も安いです。
ですので、基本的に海外から船便で輸入されてきます。
船便と言う事は輸送に時間もかかります。
となると、やはり栽培中にも輸送中にも害虫への対処もしなければいけません。
農薬、防腐剤などが使われていますね。
だから皮ごと食べても心配が無いのです。
更に、改良に改良を重ね、輸入されてくるバナナの糖度は、だいたい平均15度~18度程度と言われる中、「皮ごと食べられるバナナ」は糖度が25度~28度程度だと言われています。
これこそ贅沢なデザートですね。
最後の「もんげー(すごい)ところ」は、やっぱり値段ですね。
こんな特殊なバナナはどこにでもは売っていません。
もちろん国内で栽培しているところが限定されていますので、販売される場所は限られてきますね。
岡山産の「もんげーバナナ」は、地元の岡山県にある「満天屋」と言うデパートで限定販売されているようで、1本648円。贈答用にすると1本1500円だそうです。
まあこれだけ手間暇かけて研究し開発した贅沢なスイーツなので、これくらいの値段がしてしまうのは当たり前でしょうね。
本当の贅沢なスイーツだと思います。