今年で13回目の開催となる「東京マラソン2019」
2007年に第1回目を開催した「東京マラソン」が誕生するまでの担当者の苦悩や困難を2月21日19時~放送の【THE突撃ファイル】番組内で紹介していますね。
ここでは「東京マラソン」の裏話や秘話、またはランナーから参加費を集めて、どんなお金がどれくらい動いているのかを考えてみました!
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東京マラソンについて
「東京マラソン」が誕生する以前は、「東京国際マラソン」「東京国際女子マラソン」、そして一般市民ランナー・障害者向け10kmロードレースの「東京シティロードレース」とがありましたが、これらすべてを1つに統合した事で「東京マラソン」と命名したのです。
それが2007年の事ですね。
外国に比べて狭い日本とは言え、この大都会である東京都内、しかも東京都庁前でスタートし、皇居前を通り、有楽町、銀座、浅草などの観光名所を通って東京駅付近でゴールするという、本当に東京のど真ん中を走り抜けるマラソン大会なんですよね。
この大都会でマラソンを行うという事は・・・
そうです!
「交通規制」が絶対条件ですよね。
私の住む大阪でも毎年1月にマラソン大会が開催されています。
その日は、何週間も前からいたるところに立て看板が置かれ「この付近は何時から何時まで交通規制がかかります」と案内されていますね。
それを見ると「あっ、この日は道が混むから時間が被らないように行動しないと!」と危機感が頭をよぎるものです。
それが東京のど真ん中で行われるという事で、あれだけの人口がいたり交通量がある街ですから、それは大変なことになるんだと思います。
こんな素人の私でも簡単に想像してしまうという事は、マラソン大会を開催するまでの実行委員の人たちはものすごい時間や労力をかけて企画を進めたのでしょうね。
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東京マラソン誕生「○○の壁」とは!?
見出しにもある、一番の壁はと言うと・・・。
「時間の壁」
ここに「東京マラソン」が誕生するまでの秘話が隠されています。
それまでに行われていた「東京国際マラソン」のフルマラソンの制限時間は2時間30分以内。
「東京国際女子マラソン」っでの制限時間は3時間15分以内でした。
そこで「東京マラソン」を開催するにあたって警備を行う警察の要求は5時間。
しかし開催する側の要望は制限時間7時間。
この「交通規制の時間の壁」が一番難航したのです。
制限時間7時間は当時の東京都知事であった石原慎太郎の意向でもあり、石原都知事の後押しもあって担当者は1分たりとも譲りませんでした。
そして警察からの承諾をもらい「東京マラソン」が誕生したのです。
こんな話を聞くと、やっぱり石原慎太郎ってものすごい権力者なんだろうな~って想像が膨らんでしまいますね。
都知事時代もあれだけやりたい放題(言い過ぎか・・・笑)やれていたのって、何かしらの権力があるからと思ってしまいますよね。
現都知事の小池百合子さんも当選直後はいろんな問題などもあって世間を騒がせていましたしテレビなどでもよく目にしていましたが、ここ最近ではマスコミ等で目にする機会もほとんどなくなりましたね。
それに比べると、石原慎太郎さんはしょっちゅう次から次へと新たな取り組みを行い、良くも悪くも改革をして、賛同もあったでしょうけど否定されたり叩かれたりすることも多かった中で孤軍奮闘していたのでしょう。
話は逸れてしまいましたが「東京マラソン」誕生の秘話には、石原慎太郎さんの意向や後押しもあったという事ですね。
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東京マラソンの参加費と動くお金
表向きは健全なスポーツイベントとされているでしょうけど、実際はかなりのお金が動いている事は間違いないでしょう。
ここでは、その動くお金について裏話にも触れていきたいと思います。
まずマラソンランナーの参加人数は「37,500人」
マラソンランナーの参加費用は、日本人「10,800円」外国人「12,800円」です。
日本人と外国人の割合は正確には分かりませんが、日本人を80%、外国人を20%と仮定してみます。
この場合、30,000人が日本人。7,500人が外国人。
参加費用を計算してみると、日本人3億2,400万円。外国人9,600万円。
合計して4億2,000万円となります。
参加費用での収入だけでこれだけの金額が動いていますね。
おそらくこれ以外にも、チャリティランナーからは寄付金を受け付けており、金額はそれぞれバラバラなんだと思います。
また、様々な企業からのスポンサー料や、毎年テレビ中継もありますから、放映権料なども収入としてあるのかもしれませんね。
では反対に支出の部分はどうなんでしょうか?
「東京マラソン」当日に目に見えて動くものと言えば、まず最初に思いつくのは警備ですね。
警察が動く分には費用はかかっていないのではないでしょうか。
そして、沿道の見物客への案内・誘導には無償ボランティアを1万人以上募っています。
ここまではほとんどお金は動いていません。
他にはランナーへの給水所での飲料水、補色も準備があるようです。
たとえばランナー1人に対して、飲料水を2本、バナナ・おにぎりを1個ずつ準備するとしましょう。
まあ、お店などで定価で購入するとは考えにくいですので、飲料水1本を50円、バナナ。おにぎりのセットで100円として考えてみます。
1ランナーに対して、飲料水2本で100円、バナナ・おにぎりのセットで100円、合計して200円。
これがランナー・ボランティア、その他プラスアルファの人数を5万人いるとした場合にかかる費用が、1億円ですね。
これ以外にも目に見えない、運営団体の人件費だったり、東京マラソン開催日までの様々なPR活動、宣伝広告費用など・・・
いろいろとあるとは思いますが、さすがにそんなに数億円もかかるとは思えません。
と言う事は、毎年、1年365日のうち、たった1日の開催をする為に、数億円のお金が残るイベントになっているのではないでしょうか?
健全なマラソンと言うスポーツイベントに対して裏話で動いてるお金について考えてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。